世間で騒がれているレンタルサーバー
mixhost(ミックスホスト)と、日夜愛用している wpX、そして老舗のさくら(スタンダード)とを比較してみました。
条件は、
インストール初期状態のWordPressを
GTmetrixで計測
また、ダミーデータを入れた状態でも
計測、比較する。
です。
mixhost レンタルサーバーさんは、昨年スタートした新しいレンタルサーバーにもかかわらず、既に大人気。そのため、mixhostと、他のレンタルサーバーとの比較。主にWordPressの表示速度に対する比較記事、すでにたくさん存在しています。皆さんものすごく細かく調べてくださっていて、本当に助かります。ありがとうございます。
だいたいの記事は読ませていただいたのですが、結果はmixhostさんの圧勝という感じです。
今回私の場合は、3つのレンタルサーバーで比較してみます。
- さくらのスタンダード 月額515円
- mixhost エコノミー 月額480円(年払い)、3ヶ月契約なら月額580円
- wpX 月額1,000円(年払い)、3ヶ月契約なら月額1,200円
- mixhost スタンダード 月額980円(年払い)、3ヶ月契約なら1,180円
さくらはこの中では最も老舗で、本当に古くからがんばっています。内心とても応援しています。
さくらのスタンダードは、WordPressをインストールできるプラントしては最安値のプランです。
静的ファイルの読み込みスピードはトップクラスですが、WordPressはもともと余り早くありません。
その為、キャッシュ系のプラグインは必須な感じです。
phpが7になって若干早くなりましたが(計測までしていません)、管理画面の表示がゆっくりで、今でも比較的のんびりしたレンタルサーバーという印象です。自分の場合は安いので何となく契約し続けていると行った感じで、Wordpressを本気で運用はしていません。
以前さくらのVPSを借りていましたが、そちらも実はそれほど速いと言った感じはなかったです。当時は色々計測していましたがデータは残っていません。あしからず。とはいえWordPressを運用してコンテンツを作ることに集中したいのであれば、やはりお手軽なレンタルサーバーが一番です。Apachのチューニング、カーネルのチューニングに手間がかかりすぎます。
今ならクラウドで、KUSANAGI入れたものと、mixhostを比較してみたいですね。
KUSANAGI for さくらのVPS
注目なのは、WordPressではないですが、さくらVPS(2G)と、mixhostの比較記事がありました。
レンタルサーバー『mixhost』を契約して、さくらのVPSと比較してみた
さくらVPSのほう、Nginx,MariaDB、PHP7 だそうです。
それでmixhostが、、、、、
すごいなmixhost !
これなら私が比較する必要なんじゃないか?
とういうことで、結論づいちゃいましたが、一応計測して結果残しておきます。
何かの参考になれば。
さくらスタンダード(月額515円)にWordPress 初期状態での GTmetrix計測結果
さくらさんが自動で入れてくれるプラグイン
AutputimizeはONにしてあります。
他はダミーデータなし
SSLもなしです。
Autputimizeは、WordPressブログのプログラムソースコードを最適化して、ページ表示速度の改善をしてくれるプラグインです。wpXみたいに最初からWordpress用にチューニングしてあるサーバーではかえって不具合の原因になるので使いません。
結果はこれです。
わりかしいいです。
昔の計測データを見ていませんが、こんなによかったかな。
せっかくなので、ダミーデータを入れて計測してみます。
ダミーデータなんてあるんですね。探したらみつかりました。
めちゃくちゃ助かりました。ありがとうございます!
WordPressに「様々な場面を想定した日本語のダミー記事」をインポートしてテーマの表示テストをする方法
テストデーターは、様々な利用を想定された記事が投稿ページに42、固定ページに19ある。
さて。
ダミーデータを入れてみた後の、計測結果がこれです。
さくら(スタンダード)にWordpress + ダミーデータありでのGTmetrix 計測結果
なんだろう。。。
意外にいいな。
とはいえロードタイムはやはり4秒かかっています。
さくらのスタンダードは性的スピードは爆速なのですが、CMS向きじゃないかもしれませんが、でももっとゆっくりまったりな有名サーバーもありますから、悪くないです。
しかも、体感でWordPressの管理画面の表示速度が早くなっている気が・・・
php7にしたからだと思います。
さくらのスタンダードの方は、可能かな義理PHP7にしたほうが良いです。
これでかなり変わりましたから。
次は、wpXです。
wpX WordPress インストール直後の初期状態でのGTmetrix 計測結果
WordPress専用レンタルサーバーです。
他の追随を許さないです。
さくらVPSより早かったです。
最初はダミーデータもなし
SSLもなし(ちなみに今回はすべてSSLなしで比較しています)
さくら スタンダードと比べて、ロード時間(表示時間)が1/3になっています。
やっぱり速いですね。
なぜかYslowのスコアがCで76%ですが、これは気にしなくていいです。
wpXの仕様です。
データ入るとかえって改善されます。
ダミーデータを入れてみます。
wpX にWordPress インストール+ダミーデータあり GTmetrixでの計測結果
ダミーデータを入れた同じ条件で比べると、
ロード時間はさくら スタンダードの半分の1.5秒です。
やっぱり速いし素晴らしいですね。
では次にいよいよ mixhost です。
mixhostを絶賛しているブログが多いです。
ただ、3ヶ月に2度ほどサーバーダウンしたことが書かれていたブログもありました。
安定性ではエックスサーバーや、wpXなのでしょうか?
でもなんでもそうですが、最初はトラブルがつきもの。
そうした失敗があってこそ、改善ができるわけです。
いずれ安定すると思います。
ではいよいよ mixhost での計測です。
mixhost(エコノミー月額480円) にWordPress インストール直後でのGTmetrix 計測結果
ド・ノーマルとはいえ、なかなかすごいですね。
次が
mixhost(エコノミー) にWordPress+ダミーデータありで、GTmetrix計測結果
悪くないです。
この時、二度目を計測していませんでした。
2度め計測していたら、A-B担っていたように思います。
次に、mixhost スタンダード(月額980円)の場合です。
mixhost スタンダード にWordPressを入れてGTmetrixで計測してみた結果
mixhost スタンダード + WP 初期状態
mixhost スタンダード + WP + ダミーデータ
実はこれ、二度目の計測です。
1度目は、mixhostのエコノミープランと同じ値でした。
エコノミープランのときは1回計測しただけでさっさとおわらせちゃったのですが、複数回計測するとスタンダードプランと同じような結果だったかもしれません。
mixhost + WP + ダミーデータ + Lite Speed Chach
mixhostで動いているLiteSpeedというApacheの上位互換サーバーでつかえるWordPressキャッシュ系プラグインです。詳しくはこちらを参考に御覧ください。
【mixhost】「LiteSpeed Cache」でWordPressを高速化する方法
WordPressにダミーデータを入れて、なおかつ LiteSpeed Cacheというキャッシュ系プラグインをいれて計測したのがこちら
LiteSpeedサーバーだから、LiteSpeed Cache 入れたのですが、私の場合は変化ありませんでした。
試しに、EWWimages、Autoptimize、Remove query strings from static resources などの定番プラグインもいれてみたのですが、計測値は少し悪くなるくらいでした。
自動インストールがあるくらいですから、当然といえば当然。
さて。
なんと!
本日9月21日木曜日
17時くらいから10分ほど、サイトが表示されませんでした。
レスポンスなしです。
某ブログにも、3ヶ月の間に2度サーバーダウンがあったと書かれていました。
書かれた後なので大丈夫かと思ったのですが、ソレまで快適だったのが嘘のようにノーレスポンスになってしまいました。
最後に比較を載せておきます。
個人的な感想は、
- 案外さくらスタンダードががんばっているな。
- やっぱりwpXはすごいな。
- mixhostなら、エコノミーで充分。
- mixhostはやっぱりたまに落ちるかも。
- 画像がめちゃ多いサイトはmixhostスタンダード以上、もしくはwpX
以上でした。
半日かけて色々みていたのですが、サーバーダウン?は残念でした。
パフォーマンスは良いですし、管理画面もかなり考えられています。
さらに、かなりりの数のオープンソース・ソフトウエアをいストール出来るのは見事です。というか、こんなに用意しているレンタルサーバーを見たことがありません。(海外にはあるのかもしれません)
そうした面においても、mixhostの企業としての思想に共感します。
今回若干落ちたっぽい時もありましたが、ぜひとも今後がんばってほしいです。
もう少し様子を見て、契約する方向で考えたいと思います。
一方でエックスサーバーの凄さも改めて感じました。
さくらの安定性とコスパもすごいです。
この3社には今後も末永く事業継続と繁栄を願っています。
おわり。
最後までご覧いただきありがとうございました。
さくら スタンダード | PS | Y | 速度 |
さくら スタンダード WPインストール直後 | A (97%) | B (86%) | 3.1秒 |
さくら ダミーデータあり | A (90%) | B (83%) | 3.8秒 |
以下、wpX | |||
wpX WPインストール直後 | A (98%) | C (76%) | 1秒 |
wpX ダミーデータあり | A ((90%) | B (83%) | 1.5秒 |
以下、mixhost エコノミー | |||
mixhost エコノミー WPインストール直後 | A (96%) | A (91%) | 1.3秒 |
mixhost エコノミー WP+ダミーデータあり | B (89%) | B (88%) | 2.2秒 |
以下、mixhost スタンダード | |||
mixhost + WP 初期状態 | A (96%) | A (91%) | 1.5秒 |
mixhost + WP + ダミーデータ | B (89%) | B (88%) | 2.2秒 |
mixhost + WP + ダミーデータ 2度め計測 | A (90%) | B (88%) | 1.7秒 |
mixhost + WP + ダミーデータ + LS Cache(LiteSpeed Cacheの略) | A (90%) | B (88%) | 1.8秒 |
mixhost + WP + ダミーデータ + LS Cache + 画像圧縮EWWimages | A (90%) | B (88%) | 1.9秒 |
mixhost + WP + ダミーデータ + LS Cache + 画像圧縮EWWimages + Autoptiize + Remove query strings from static resources |
A (90%) | B (88%) | 1.6秒 |